2014年9月4日木曜日

死を前にした人が後悔していること

1・自分自身に忠実に生きればよかった。
2・あれほど一生懸命働かなくてもよかった。
3・もっと自分の気持ちを表す勇気を持てばよかった。
4・友人関係を続けておけばよかった。
5・自分をもっと幸せにしてあげればよかった。

終末医療に従事する医療関係者に、ホスピス利用者がどんなことを死を前にして後悔していたか質問したところ、これらが答えとして得られたそうだ。あれほど一生懸命働かなくてもよかったという気持ちがあるとは意外だった。満足ではなく、後悔を感じているとは。

私は仕事が意義を与えてくれる、と期待しているから逆の結果になることが意外なのだ。そもそもなぜそう思い込むようになったのかも覚えていない。仕事を得るために労力を注いだからだろうか。仕事に打ち込みたくて打ち込むのではなく、生きがいを期待して打ち込むことは、おそらく間違いだ。何かや誰かに期待してしまうことを自覚するのはけっこう難しい。ふと気がつくと、期待したり希望を持ったりしている。心貧しい人間だと認めるしかない。

母親の余命宣告にあたり、これまで読まなかった類いの文章を読むようになり、自分が死ぬことの準備をしたいと思うようになった。老前整理、体力の維持、これから先に起こる問題に対応するための情報収集…色々と取り組まなくてはならないことがわかった。老死するのは先のことだが、早めの急死でなかった場合、かなり多くの選択に迫られるだろう。死ぬのもかなり大変だ。

自分に忠実に、気持ちを表す勇気を持って生きること、については手帳に書いて見直すことにするが、対人関係と仕事は、あまり頑張りすぎずに生きたい。できれば対人関係からは撤退したいのが私の本心なのだろう。こんな私でも、対人関係の薄さを死ぬ間際に後悔するものだろうか?私が後悔することが何か、まだ想像がつかない。

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